鮨 恵三

みなさんこんにちは、Lawrenceです♪ (〃∇〃)ノ

2007年4月から始めた食べ歩きのブログですが、最近特にペースが落ち気味になったとは言え、
この6年間に800を超えるレポをUPしてきました。確かに“カフェ&パン&スィーツ”がメインの
ブログですから所謂“グルメブログ”と称するにはかなり偏ったブログなのかも知れません・・・
ですが・・・ワインやチーズは勿論、過去には“讃岐うどん”の紹介もあったりして、流石に
6年も続けていると我ながら色々と紹介してきた事に感心を越えて驚きすら覚えます。

そんなLawrence日記ですが、皆さんのブログではごく普通に紹介されるにもかかわらず、
まだ一度も登場した事がないメニューがあります。まずは「ラーメン」。そして、もう一つ・・・


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鮨 恵三


群馬県館林市の旧市街地の、少し路地に入った一角にそのお店はあります。

館林市は一時期住んでいた街であり、また、親戚の家もあって馴染み深い街です。
ですから、このお店の存在も・・・そして、その評判の高さも耳に届いていました。
それに日本人ですから・・・勿論刺身も寿司も大好物で頻繁に食してきました。

ただ、冒頭にありますように・・・“カフェ&パン&スィーツ”の文字が常について回り・・・
何時しか、「寿司」をブログに載せる事を敬遠して、今日に至ってきたのでした・・・





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訪れる2週間ほど前にランチの予約を入れ、運良く当初から計画していた日時の予約が取れました。
“運良く”だなんて大袈裟な・・・と思われるかも知れませんが、その理由は後ほどお伝えする事に・・・

それにしても、何だか不思議な・・・そして新鮮な気分です。自分のブログに寿司屋の暖簾が載るなんて・・・
まるで、ブログを始めた6年前の・・・はじめてパン屋さんやカフェの看板をブログに載せた時のように・・・


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予約の時間の少し前に到着。すぐ後にもう一組のお客さんが車を停めた頃、女将に迎え入れられて店内へ・・・

5月初旬の眩い日差しから一転、扉の先には薄暗くなった空間。光のコントラストならお手の物だと
自惚れていたLawrenceも思わず呆気にとられ・・・次の瞬間、目の前の光景に胸が高鳴ります。
だって、薄暗い店内からぼんやりと浮かび上がる美しい白木のカウンターの凛とした佇まい・・・

非常に清楚で・・・何処か涼やかで・・・品があって・・・それでいて慎ましやかで・・・


「鮨屋のカウンター」・・・自分が少し大人になったような響きに心地良い緊張感を感じますが、
女将の次のひと言に、緊張の糸が切れそうになります・・・「ランチは個室二組限定です。」


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恵三さんには座敷とテーブルの、二部屋の個室があります。そして、ランチはこの個室のみのサーヴとなり、
カウンターでは提供されないとの事でした。つまり、言い換えれば・・・ランチは“一日二組限定”なのです。
先に着いたLawrence一行がテーブル席に案内されます。もう一組の方が座敷の部屋に通されると・・・

何と、昼の部は“満員御礼”・・・途中、数回の問い合わせ(直接来店も!)にも事情を説明する声が・・・
後で伺ったところ、現在、店主と女将の二人で切り盛りされているとの事もあり、ランチに関しては
二組の対応が精一杯との事でした。最高のもてなしを身上とされる恵三さんならではですね・・・
カウンターでのひと時は・・・“夜の宴”への宿題として、楽しみに取って置く事にしましょう!!


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・・・とは言え、あの恵三さんの個室を貸し切ってのランチですから・・・これもまた、最高の贅沢です!!


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まず、お茶が運ばれてきました。恵三さんでは、三杯のお茶をいただきました。

実は、事前に聞いていたので意識していたのですが・・・まず、席に着いた際に出てくる出迎えの一杯は、
此処に来るまでの疲れを癒してホッとした気分にしてくれるのは勿論、これから始まるランチに備えて、
口の中をスッキリさせてくれたり胃の働きを活発にさせてくれたり・・・“臨戦態勢”を整えてくれます。
そう言えばLawrenceの大好きなmikumariさんでは、「スープ」がこの役割を担っていますね。

さらに、食事中にも絶妙のタイミングでお茶を換えてくれるのですが・・・やや温めで鮨にちょうど良い塩梅!
そして、最後のデザート共に出される一杯になると・・・それまでのお茶より熱く、キリリと濃い味わいに・・・
しかも、三杯の全てが急須での継ぎ足しではなく・・・(非常に素敵な)器ごと換えてくれるのですから・・・

実は、恵三さんの“お茶”はネットでも少し有名になっておりましたので、噂に違わず細やかな配慮を
目の前にして感動する事しきりでしたが、この細やかさが、他にも随所に見られるのですから・・・


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お茶で一息ついた頃・・・まず前半の皿が運ばれ、五貫のにぎりがやって来ました。

カウンター越しに一貫ずつ店主から供される事を思うと一抹の寂しさも覚えなくはありませんが、
それは“夜のお楽しみ”でしたね・・・それにしても、五貫のにぎりが一列に並んだ様はまさに壮観!!


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晩春の江戸前を感じさせる鱚からスタートですが・・・皮目処理の何て美しい事でしょう!!
店主のさり気無い職人の業が感じられて、のっけから目でも存分に楽しませてくれます。

昆布〆にされた鱚は、醤油の代わりに岩塩が添えられていました。
脂身はほとんど存在しない非常に淡白で、ややもすると水っぽさばかりが
目立つ“難しいネタ”なのですが・・・さっぱりと〆られた白身から仄かに広がる
旨みと岩塩の塩気がマッチして・・・しかも、ほど良く弾力のある食感も絶妙!

「おまかせ」の定石でもある旬の白身魚からのスタートですが・・・レベルが高いです!!


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金目鯛(炙り)&コハダ

さっぱりといただいた鱚の隣りに置かれていたのは金目鯛との事ですが・・・

どうですか、見るからにとろけるような表面の脂身の照り具合・・・
皮の香ばしさが、この極上且つ上品な甘さと旨みたっぷりの脂身に
口の中で合わさって、とろけながら広がっていきます・・・幸せです!!

そして、まったりした気分に浸っていると・・・キュッと締ったコハダの心地良い酸味!

(当たり前ですが・・・)一貫一貫のネタとシャリと味付けのバランスは勿論の事、
供される順番についても絶妙のひと言で・・・知らず知らずのうちに恵三ワールドに
すっかり惹き込まれてしまったLawrence・・・次のネタが気になって仕方ありません!!


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イサキ

金目鯛で早くもやって来た“最初の山”をコハダでキュッと締めた後は・・・イサキの登場です。

これまた初夏にかけて旬を迎える魚で、季節感が無くなった昨今の食生活と言われますが・・・
やっぱり鮨って和歌や祭りと同様に、素晴らしい日本の季節を食で伝える伝統文化なのですね。

先ほどの金目鯛ほどではありませんが、ほんのり脂が載ってとろりとした舌触りの中にも
爽やかさも感じられる繊細な美味しさ・・・この季節ならでは美味しさが堪能できました。


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ヤリイカ

前半五貫の最後に登場するのが・・・薄っすらと透き通ったホワイトが綺麗なヤリイカです。

格子状に入った切れ込みの繊細さに目を奪われますが・・・ネタに載っているのは“山わさび”です。
まず、ヤリイカの口の中に吸い付くねっとりした食感と、其処から広がる仄かな甘みに驚かされます。
味が無く噛み切れないイカの印象を一変させる、上品で味わい深いヤリイカにうっとりしていると・・・
ふわぁ~っと広がる爽やかな山わさびの、清清しい薫りと辛みのアクセント・・・やられました!!


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がり

最初の皿と同時に置かれた“がり”ですが・・・この“がり”がまた、最高に美味しいのです!!!

これは・・・もう、生姜と言うより「フルーツのマリネ」そのもの・・・スィーツですよ~~~!!!
丁寧にカットされた“がり”の、爽やかで瑞々しい食感は絶品のひと言・・・何てジューシー!
しかも、噛む度に溢れんばかりに広がるほんのり甘酸っぱい風合い・・・堪りません!!

ネットの口コミでの、絶対にフルーツ系の酢で漬け込んでいるといったコメントも頷ける・・・
「口直し」に留まらないスペシャルな“がり”・・・テイクアウトできる事を後で知りました・・・o(TωT )


そして、後半の皿を前に“二つの器”が運ばれました・・・


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いくら

恵三さんのいくらは所謂「軍艦」ではなく、器に盛られた状態での登場です。

杓文字で掬っていただくのですが・・・いくらと言えばの“プチプチ”が・・・非常に繊細!!
一粒一粒の弾力が非常にやわらかくて、粒を守っているようなねっとりした食感から
口の中で儚く破けてしまいそうな、ふわっと心地良いやわらかな感じでしょうか・・・
これまでのいくらが“ブチブチ→パリン”なら・・・こちらは“プチプチ→ふわっ”!?

そして、味付けも勿論繊細そのもの・・・いくら本来の旨みが酢飯に染み渡ります。


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椀物(味噌汁)

さらにもう一つの椀物が・・・赤出汁の味噌汁です。

前半戦の最後を締め括るにぴったりの、じんわりと染み入る味噌汁にホッと心も和みます。
因みに、Lawrenceが“毎朝”欠かさずチェックしている、栃木県を代表する某グルメブログに
こちらの恵三さんが登場した際、この海老の赤出汁を是非ともいただきたいと思って見てました。

(多分見ていないでしょうが・・・)Pさん・・・ありがとうございます、実現しましたよ~~~!!!


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さて、椀物も終えて・・・いよいよ、後半の四貫と巻物の皿が運ばれます。

どちらかと言うと、後半の方が一般的にも良く見掛ける「お寿司」の姿でしょうか?
海老に、マグロに、鉄火巻きに・・・Lawrenceも馴染みのネタが並びますが・・・


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巻物(鉄火巻き)

一見普通の鉄火巻きに見えますが・・・これがまた美味しいのです!!

赤身のねっとりした舌触りと鮪本来の旨み、仄かな酸味と甘みのぷっくり粒の立ったシャリ、
パリッとした歯切れの良い表面からシャリに接したしっとり具合の両面の食感が楽しめる海苔、
これらが最高のバランスで三位一体となってひと口で入った瞬間の幸せな気分と言ったら・・・

これからいただく「にぎり」の鮪では感じる事の出来ない巻物ならではの醍醐味・・・これも格別です!


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車海老&北寄貝(炙り)

続いていただくのは、鮨に無くてはならないネタの・・・“海老”&“貝”ですが・・・

まず車海老から・・・車海老一本にシャリが完全に隠れて・・・これぞ、「高級店の海老」!?
それにしても、このボリュームですから、海老のプリプリ感が半端無く伝わってきます!
しかも、大味どころかプリプリッとした食感から甘みと旨みがギュッと凝縮されて・・・

車海老の美味しさに溜め息をついていると・・・芳ばしい薫りが隣りから漂って・・・
サッと炙られた北寄貝の香ばしさから広がる磯の薫りと貝の旨み、さらに、頬張る度に
感じる肉厚の身のやわらかな食感と絶妙な弾力・・・ムニュッとふんわり裂けていく感触・・・

やっぱり“海老”&“貝”は・・・鮨を彩る名役者コンビなのです!!


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鮪(漬け)&鯵

そして、いよいよフィナーレがやって来ました・・・ここまでの時間、約45分(くらいかな?)・・・

最後を飾るのは、やはり“鮪”・・・もっと高いコースですと鮪のグレードが上がるのでしょうか?
先ほど鉄火巻きの良さを徒然と綴ってきましたが・・・鮪のにぎりは鮨の“花形”、外せません!!
でも、単なる赤身で終わらないのも恵三さん・・・しっとりと潤んだ艶やかな深い赤色の身を
“漬け”にして供されました。漬け独特のねっとりした感触にほど良く醤油が染み込んで、
サッパリしたシャリに絡んで食欲も増します・・・ふた口で胃の中なのですけれどね・・・

それにしても、醤油と鮪の相性ってどうしてこんなにも良いのでしょうか・・・日本人で良かった♪

さて・・・本当に最後の一貫となってしまいました・・・名残惜しいですが、お腹の具合も良い塩梅です。

賽の目状に切れ込みの入った鯵の、ほんのりピンクから赤へのグラデーションがまた堪りません。
そして、脂の載り具合も、too muchではなく、ちょうど良い照り具合なのではないでしょうか?
勿論、いつまでも眺めている訳でもなく、口の中に放ります・・・プリプリっとした身の弾力と
脂のとろけ具合、青魚の生臭さなど微塵も感じられないゆっくりと広がる豊かな旨み・・・

鮪や車海老を押し退け、この日にいただいた十貫のトリを飾るに相応しい魚だったと実感しました。


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アイスクリーム(小豆)

はぁ・・・全部終わっちゃったんだなぁ・・・と、余韻に浸っていた頃にやって来た“スィーツ”!!

アイスクリーム(他に苺や季節の果物からチョイスできます)との説明がありましたが・・・
ひんやりした食感に、どちらかと言うとシャーベットに近い、乳脂肪分を若干抑えた
恵三さんオリジナルのアイスクリームのすっきりした味わいが非常に爽やかで・・・
鮨の〆にもぴったりで、控え目な甘さと繊細なクリーミーさに、小豆の風味が
ふわっと薫り立って、これぞ粋な鮨屋のデザート・・・この心地良さが最高!!


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上品で綺麗なお店でいただく極上の素材と最高の職人の業。それを支える繊細で細やかなサービス。

群馬県はおろか、北関東でもTop3に入るであろうと、食通たちをも唸らせる恵三さんの真髄に・・・
ちょこっとだけ触れる事のできたLawrence・・・お鮨のレポって思っていたより楽しいかも・・・

何とすぐ近所にもう一軒の・・・Top3のお鮨屋さんもあるとの事で・・・“鮨ブログ”になっちゃうのかな!?


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鮨 恵三

群馬県館林市緑町 1-12-10
0276-73-9199
11:30-14:00 L.O 13:00 ※ ランチは要予約です
17:00-22:00 L.O 21:00
定休日 月曜日・火曜日の昼


Lawrence日記の世界では、GWはまだ始まったばかり(←おいっ!!)・・・
さて、次はどこに行くのでしょうか・・・
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by mr-lawrence | 2013-05-17 01:47 | レストラン&カフェ | Comments(6)
Commented by うさまま at 2013-05-17 08:42 x
美味しそう!
お酒のリストが気になります。
Commented by mr-lawrence at 2013-05-17 10:21
>うさままさん

やはりそう来ましたか!!
十四代、黒龍、美田といった有名どころに加えて
Lawrenceが気になったのは醸し人九平次の「human」!!
「彼の地」と並んでめったにお目に掛かれないレア酒がありました♪ ^^
Commented by 群馬栃木を愛するあっぴ at 2013-05-18 16:31 x
わぁ~。良いですね★
自分もPさんのブログを拝見しましたが、是非とも行ってみたいと計画中です(いつになるか分かりませんが・・)お酒のリストも参考になりました!それにしても・・マグロの光具合がまぶしい~!美味しそうです!!
Commented by mr-lawrence at 2013-05-19 18:17
>あっぴさん

あっぴさんだって・・・

“あのお鮨屋さん”に行かれているじゃないですか~~!! (≧∇≦)ノ

コメント見て・・・Lawrenceもまた行きたくなりました・・・^^;
Commented by twingoxm at 2013-05-21 18:09
はじめまして。

素晴らしいお写真の数々・・
恵三さん行きたくなっちゃいました。
Commented by mr-lawrence at 2013-05-21 22:28
>twingoxmさん

コメント、ありがとうございます!! (≧∇≦)ノ

是非とも・・・行ってみてください!!!
昼のランチも最高ですが・・・夜の恵三さんもきっと素敵ですよ~♪


Everybody wants to know a way to earn ・・・ only one dollar


by mr-lawrence

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