川沿いのドーナツ屋さん

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10月末の話になりますが、とある川沿いに佇む可愛らしいドーナツ屋さんに行ってきました。
そのドーナツ屋さんを知ったのは、まだこの地にお店を構える前の・・・そう、この赤い自転車が
目印の、移動販売をされていた頃にとある街のイベントでドーナツをいただいたときですね。

本来ならお店の紹介は別のブログでUPするのですが、今回は訳あってこちらに綴りたいと思います。







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街の中心にあるアーケードつきの商店街を抜けて歩きます。



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川に沿って伸びる路地を進んでいくのですが・・・この川の雰囲気がたまらなく、足取りも思わずゆっくりになります。



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たまに立ち止まって、欄干からのんびりと川面を眺めたりして・・・



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いよいよ目的のお店に到着です。隣りの写真館も含めて、何処かモダンで・・・でも何故か懐かしい・・・



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レンガ造りの1階部分と、アイアン製の手摺りがついた2階のベランダ、そして、その1階と2階を隔てる真っ白な看板・・・
見る方が見れば、あっ、ここは・・・と気づかれるかもしれませんね。でも、今回はお店の名前もインフォメーションもありません。



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入ってすぐのカウンターのガラス棚には、その日のメニューの他にも気になる食材が並んでいました。
美味しいドーナツをさらに美味しくしてくれる“魔法の品々”が、オーダーされるのを待っています。



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ほらっ、揚げたて熱々のドーナツの上にアイスを載せれば・・・想像するだけで頬っぺたが落ちそうです・・・



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  お好きな席にどうぞ!


お店の方の、明るく元気な声に思わず店内を見回してしまう自分がいます・・・だって・・・

まるで馴染みの洋食屋さんみたいな居心地の良さそうなカウンターに、振り向くと・・・



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これまた、リラックスできること間違い無しの・・・ラウンジソファー・・・さらに・・・



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“おひとり様”にピッタリの、壁際のハイチェアーが並んだスペース・・・どこに座ろうか迷ってしまいます。



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お店の彼方此方には、それぞれがストーリーを奏でてくれそうな調度品の数々が散りばめられています。
そんなウットリするような調度品を眺めながら想いを馳せるだけで、時間が経つのを忘れてしまいそう・・・



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たとえば・・・君とはもっと幼い頃に出会っていれば・・・いえいえ、今だからこそ、こんな気分になれるのでしょう。



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興味深い本が並んでいましたので、待っている間、“読書の秋”と洒落込みました。



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書棚の中から選んだのは・・・タイトルのインパクトに惹き込まれました。果して頁をめくると・・・



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書名に違わぬその鋭い眼差しに、暫し見つめ合ってしまいました・・・

どの本も思わず手にとってみたくなるものばかりで・・・次に読む本を心の中で約束しました。



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揚げたてのドーナツと冷たい飲み物で、おやつのひと時をまったりと堪能しましょう。



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今揚がったばかりの出来立てホヤホヤ熱々のドーナツは、カリッとした歯応えの中から
胡麻油と小麦粉の香ばしい風味が口の中いっぱいに広がって、食べる手が止まりません。

表面のカリカリ感からは想像もつかない、ふんわりした生地の感触が美味しさを倍増します。
表面にまぶされた塩が、生地に練り込まれたさつま芋の素朴で仄かな甘さを引き立てて、
過剰な甘味料なんて要らないんだって改めて納得・・・する間も無く食べてしまいました・・・



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午後の散歩で歩き疲れた身体をクールダウンしてくれる冷たい焙じ茶は、ドーナツとの相性とも抜群。
ちょうどよい煎り加減の味わい深い焙じ茶が、身体の隅々までじんわりと染み入っていくようです・・・



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ひとつだけドーナツを持ち帰ることにしました。表面を覆っているのは・・・レモンのアイシングです。
薫りたつレモンの爽やかさと甜菜糖の自然な甘さが素朴な風合いのドーナツとひとつになって・・・


スイーツやパンの食べ歩きに目覚めた頃は、色々な食感と素材とが折り重なった複雑なお菓子に目が向いていました。
でも、煌びやかでゴージャスだけど、口の中で味覚が混乱してしまいそうなお菓子に、ちょっとだけ違和感も感じていました。
素材の風味を生かしたお菓子も、もちろん大好きです。果物だったり野菜だったり・・・でも、生で食べたり蒸しただけだったり、
お菓子にしないでそのままで食べた方が感動的になることも少なくはありませんでした。この数年で、贅沢になったのかな?

いえいえ、素材の持つよさを理解し、大切にしながら、その持ち味をさらに一層引き出してくれる・・・そんなお菓子があったら・・・
そして、今、ペロッと食べちゃったドーナツの、粉と・・・お豆富と・・・油と・・・甜菜糖と・・・季節の果物や野菜と・・・それから・・・
素材の全てを複雑にするでも無く、そのまま出すでも無く・・・そう、素材の全てをやさしく包み込んでくれるような・・・

川沿いにひっそり佇むレンガ造りのお店で出会った素朴なドーナツには、そんなやさしさがいっぱい詰まっているのでした。




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by mr-lawrence | 2014-11-18 09:49 | レストラン&カフェ | Comments(0)


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