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Meursault-Blagny PREMIER CRU [1996] Louis Latour

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国産ワインが二本続きましたが、今回は再び“ブルゴーニュの白ワイン”を紹介します。

フランス各地域の白ワインをメインに紹介していきたいという気持ちで始めたこのブログですが、
その中でも特にブルゴーニュの幾つかの産地のワインには、それまで購入するのを躊躇していた
憧れのワイン(作り手)がありました。が、これを機会に思い切って手に入れる事に決めたのです。
まぁ、何か“背中を押してくれるようなきっかけ”を作りたかったのは事実ではありますが・・・

そして今回、モンラッシェやシャブリと並んで“憧れ”だった・・・ムルソーをGetしました!!


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“ムルソー”と言えば、記念すべき第1回目で紹介したコシュ・デュリやルロワ、コント・ラフォンなど、
ブルゴーニュを代表する錚々たる作り手が揃う白ワインの名産地として有名ですが、今年の春、
あるネゴシアンの年代物のプルミエ・クリュがまとまって入荷するとの情報をキャッチしました。
そして程無くして、ワイン専門のネットショップ各社にそのムルソーがUPされ始めました・・・
  


※ 以下の斜体部分は、某ネットショップからの引用になります。(一部変更あり)


コート・ドールの名門 “ルイ・ラトゥール”

ムルソーとピュリニー・モンラッシェの間の1級畑ブラニー

飲み頃熟成古酒 1996年!

大変歴史の古い由緒ある造り手「ルイ・ラトゥール」は、家族経営を守り続け、伝統を重んじたワイン造りにより、
世界的に著名なワイン・メーカーへと成長を遂げました。1731年にブルゴーニュの中心地コート・ド・ボーヌで
ブドウ畑を所有し、ブドウの栽培と樽づくりを手がけたことに始まります。1768年にはアロース・コルトン村へ
移住した一族は、フランス革命直後の1797年に、醸造家かつネゴシアン(ワイン仲買人)として創業を迎え、
徐々に自社畑を広げていきました。

成功への大きな契機となったのは4代目当主による大胆な改革でした。19世紀後半、彼はヨーロッパの
ブドウ畑がフィロキセラで壊滅状態になった際、従来植えられていたピノ・ノワール種に替え、コルトンの丘に
それまで誰も想像さえしなかった、シャルドネ種の苗木を植樹し、後にブルゴーニュの2大白ワインの1つと
謳われた「コルトン・シャルルマーニュ」を誕生させました。こうした努力と成功を経て、「ルイ・ラトゥール」は
現在、コート・ドール最大のグラン・クリュ(特級畑)をはじめ、プリミエ・クリュ(グラン・クリュに次ぐ一級畑)、
村名畑など、全畑で約60haを所有するブルゴーニュ屈指の造り手にまで成長を遂げています。

現在は、7代目のルイ・ファブリス・ラトゥール氏が当主となり、ドメーヌのブドウ栽培とワイン造りの指揮を
ドニ・フェッツマン氏とジャン・ピエール・ジョバール氏が執っています。代々受け継がれてきた伝統を
頑なに守り続ける一方、常に革新的な技術の追求に挑み最新のワイン造りに取り組んでいます。

このブラニーの区画は、コート・ド・ボーヌ地区で最大の白ワイン産地、ムルソー村とピュリニー・モンラッシェ村
の間に位置しており(行政上はピュリニーに属す)、どちらの村よりかでアペラシオン名が区別されています。
コクのある芳醇な味わいで、ピュリニーやシャサーニュよりも若干早く熟成します。


熟成 : オーク樽熟成 12ヶ月



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キラキラと艶のある澄んだ黄金色・・・琥珀色かな・・・16年熟成の成せる“自然の業”です!!

グレープフルーツのフレッシュな柑橘系の薫りと花梨のまろやかで豊かな薫りが同時に広がってきます。
さらに仄かに感じる花の香り、ナッツのオイリーな香ばしさ、さ後から焼き立てバター&トーストの薫りまで、
様々なエキスがギュッと凝縮されたふくよかさ、熟成された味わいと余韻、それでいて柑橘系の爽やかさ・・・

16年熟成の・・・白ワイン界を代表するネゴシアンによる・・・ムルソーのプルミエ・クリュ・・・
うっとり至福のひと時を五感で堪能させていただきました・・・やっぱいムルソーって・・・凄いです!!!

次回は・・・“自然派ワイン”の登場です。
# by mr-lawrence | 2012-08-26 09:38 | ワイン(フランス)

クレマチス (橙) [2009] 四恩酒造

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「3年越しの“夏の陽”の思い出」

四恩酒造のワインには、3年(かしわじ酒店さんのレポで4年と書いてしまいましたが3年でした・・・)越しの思い出があります。
当時、“イロハ順”に草花を(そしてカフェも!)紹介しながら主人公が話の核心へと迫っていく物語ブログを綴っていました。
ちょうど季節は今頃・・・そう、夏真っ盛りの暑い日差しの中、どうしても物語で紹介したいワインを求めて出発しました。

訪れた先は、茨城県つくば市の古い住宅街の中に佇む、真っ白な“箱”・・・自然派ワインとフランスの伝統焼き菓子のお店です。
お店の名前からしてフランスのワインや食事、スイーツがメインである事は一目瞭然、もちろんワインのラインナップもそうでしたが、
Lawrenceが求めていたのは、国産の白ワイン・・・それも、“わざわざ”つくばまで来ないと手に入らないレアなワインなのです!!

何と、その小さなワイナリーのワインを、地元の栃木県で扱っている酒屋さんが一軒だけあると言うではありませんか!!
先日、かしわじ酒店さんを訪れたのは、Lawrenceの白ワインブログにとっては無くてはならないワンピースを手に入れる為・・・
そして、まるで3年ぶりに再会する友人のように、懐かしくて愛おしい・・・あの、“夏の陽の思い出”にまったりと浸りたいが為・・・

http://maryjoanna.exblog.jp/10847278/

↑↑↑ これが当時の物語ブログになります。もし宜しければ、是非ともご覧になってみて下さい。


で、今回Lawrenceがチョイスした二本のワイン・・・えっ、これは本当にワインなの!?
だって、透明のボトルのてっぺんには栓がされて、しかも、ほんのり淡いオレンジとピンク・・・

まるで、100%果汁の“グレープフルーツとピーチのジュース”を見ているみたい!!


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「クレマチス」のタイトルが示しているように、ラベルには油絵で大輪のクレマチスが描かれています。
そして、このワインには使用された葡萄の品種から(橙)と(ロゼ)の二種類が用意されているのですが、
今回チョイスした(橙)こそ・・・甲州を使って作られた紛れも無い四恩酒造の“白”ワインなのです!!

抜栓して撮影の後、ひと口だけ確認・・・そして、半日の間、“冷蔵庫で寝かせて”から改めて乾杯です。

ゆっくりとグラスに注ぐとシュワワァ~~っと小気味良い音と一緒に細かい泡が弾けていきます・・・
さらに、綺麗な淡いピンク色・・・隣りに置いた(ロゼ)が無ければ、恐らく“白”とは気付かないでしょう。
敢えて(橙)とネーミングしているのも頷けますが、グラスを弾ける飛沫をぼんやり眺めているだけで・・・
まるで時間が経つのも忘れてしまいそう・・・蒸し暑い夏の日の午後の気怠いひと時にピッタリです。

非常に豊かでフルーティーな薫りが飛沫と共に広がります。予め半日前に抜栓しておいたとはいえ、
冷蔵庫で冷やしておいた事を考えるとなおさらその薫りの豊かさに驚かされます・・・しかも、何て上品!
ただ甘ったるい薫りではなく、ワインの色合いからも連想できるグレープフルーツのような印象でしょうか?
飲んでみると発泡も手伝って、ややドライでキレのある酸味と後味の心地良い苦味、フルーティーな残り薫、
収穫した葡萄のエキスがそのまま発酵して、しかも今も熟成し続けているような、生き生きとした爽やかさ・・・
そう、新鮮で瑞々しい葡萄をピュアなままシュワッと口の中に入れたような爽やかな気分になれるのです!!

確か・・・3年前にも・・・あぁ、あの“夏の陽”の午後のひと時もそうだったっけ・・・夏の花を眺めながら・・・


今回は“白”ワインの紹介という事で、「クレマチス」の方を中心にレポしましたが、
隣りの優しいピンク色の(ロゼ)、「瑞雲」こそ・・・四恩酒造の中でもさらにレアな一本。
何と、巨峰を使ったドゥミ・セック(甘口)の発泡ワイン・・・僅か、300本のリリースとの事。
いつの日かまた飲んでみたいですが・・・かなりの難関なのでしょうね、きっと・・・(〃∇〃)ゞ


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四恩酒造
http://www.4-wine.net/

次回はブルゴーニュに戻って・・・“ムルソー”を紹介します!!
# by mr-lawrence | 2012-08-16 15:32 | ワイン(日本)

かしわじ酒店

みなさんこんにちは、Lawrenceです。 (〃∇〃)ノ

久しぶりの更新となりましたが、先日お邪魔した酒屋さんを紹介したいと思います。
  
以前からイベント等で拝見した事があり、いつかお邪魔したいと思っていました。
そんな折、今月初めに訪問した益子のイベントで再会、ついに挨拶する事が
出来まして今回お邪魔する事となったのですが・・・実は、もう一つ訳が・・・


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宇都宮の中心からやや東に進んだ、工業団地と古い住宅街が混在した一角にそのお店はありました。

2階建ての建物自体は、良い意味で街中のいわゆる“酒屋さん”としての愛着と懐かしさを感じさせる風ですが、
1階の店舗部分はその様相が一変されていました。オフホワイトに統一された壁には装飾の類いは一切無く、
代わりにブルーグレイの瓦屋根と大きく開いたガラス張りが絶妙なバランスでアクセントとなっていました。


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カシワジサケテン

真っ白な背景にカタカナ表記で書かれた店名のみの非常にシンプルな看板ですが、
この酒屋さんのスタイルを、これ以上は無いくらい的確に表現しているような気がします。
  
さらに、その隣りの「酒瓶と器のシンボルマーク」のスタイリッシュな事と言ったら・・・
外観の印象といい、まるでお洒落なカフェか雑貨屋さんにやって来たみたいです。


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お店の中に一歩足を踏み入れると・・・そこには“のんべえ”さんでなくてもワクワクする光景が・・・

日本酒をはじめ、様々な酒瓶が整然と並んでいます。そのラインナップの拘りは相当なレベルです!


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ですので買い占めたくなる気持ちも分かりますが・・・ここはグッと我慢です・・・
もっとも、何度も訪れたくなりますから・・・1銘柄につき1本ずつで丁度良いのです。


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かしわじ酒店さんと言えば、地元栃木を中心とした全国の貴重な地酒や焼酎が
手に入る酒屋さんとして有名ですが、店内をよく見回してみると他にだって・・・ホラッ!!


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琥珀色のお酒だってちゃんとありました!! (≧∇≦)b


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さらに、厳選されたお酒以外にも調味料や缶詰(これが凄い!)など・・・
  
痒い所にも手が届く“食のよろずやさん”として、近隣の方にも愛されているに違いありません!


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これだけでも十分魅力的な酒屋さんなのですが、何と、かしわじ酒店さんには・・・
お酒や食品以外をお目当てにやって来る方も少なくないと聞いていますが・・・
  
酒屋さんなのに、お酒や食品“以外”って・・・あっ!!


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ガラス張りになったスペースを飾るのは、まるでお洒落な雑貨屋さんと見紛うばかりのハイセンスなディスプレイ・・・


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益子の作家さんの作品をはじめ、栃木県内外の陶芸家の方たちの作品も扱っていて、
酒屋さんでありながら、“ギャラリー”としての側面も持っている非常に稀有なお店なのです。

美味しいお酒を美しい器がさらに美味しくしてくれる・・・何て素敵な連鎖なのでしょう!!
そう言えば、かしわじ酒店さんでは「かまわぬ」の手ぬぐいや風呂敷も各バリエーションが
揃っていて、季節やお酒の種類などシチュエーションに応じてチョイスする事ができたりします。
さらに、店内のディスプレイを手掛ける奥様による風呂敷包みは、もはや“作品”として癒されます。


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時が経つのを忘れていつまでも長居できそうな、ワクワクがいっぱい詰まった“酒屋さん”・・・
実際、2時間近くもお邪魔していましたが・・・そろそろ“本題”に入らねばなりませんね!!

あの、奥に見える冷蔵ケースが“そのコーナー”なのでしょうか?近付いてみましょう!


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サッシカイアに・・・バローロに・・・カロン・セギュール!?!?!?
  
てっきりワインのラインナップは少ないって勝手に想像していましたが・・・
どうしてどうして、ワインに関してもこのクオリティ・・・はい、脱帽です・・・

そして、“例のワイン”はもう一つの小さな冷蔵ケースの方に“かくれんぼ”していました。


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そう慌てないで・・・ゆっくりお茶でもどうぞとばかりに、麦茶をごちそうになりました。


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四恩酒造

そして、こちらで寛いでいるとさらに粋な計らいを・・・この小冊子は・・・そうそう、これです!!


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お目当ての“白”ワイン(!)に・・・店長さんがオススメしてくれた“レア”ワインも追加して・・・
大満足の“酒屋さん”ツアーになりました!!振り返ってみると、3年ぶりの四恩酒造ワインです!!


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かしわじ酒店

栃木県宇都宮市御幸本町 4558-12
TEL/FAX 028-661-0049
営業時間 8:30-20:00
定休日 日曜・祝日 (年末は休まず営業)
http://ameblo.jp/miyumiyu2975/
# by mr-lawrence | 2012-08-15 00:15 | お店(飲食店以外)


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by mr-lawrence